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Royal Museum(おまけ)
2006-08-09-Wed  CATEGORY: 旅:遺跡&博物館

《9日》
Royal Museum 録の続きです(http://onigiri15.blog71.fc2.com/blog-entry-55.html)。
(注) 専門的な内容になるかもしれません(汗)。あしからず。

《6月5日》

前回は、Royal Museumに日本の原始・古代の良好な資料があることをご紹介しました。
ただ、なぜ、それらがエジンバラの博物館にあるのか?という疑問が生じますよね
!? 
えっ、生じない?(汗)
いや、せっかくなので生じたことにしてください。 ←誰に頼んどんのや!

これら日本に関連する資料は、俗にマンロー・コレクションと呼ばれています。

ニール・ゴードン・マンロー(1863~1942)
monro ← ちょっとうちのホストファーザー(ブライアン)似
スコットランド生まれ。エジンバラ大学医学部卒。
30歳で医師(お雇い外国人
?!)として日本に渡った。
医師として働く傍ら、趣味である考古学・民俗学(文化人類学)に没頭。日本全国で調査を実施。後年は北海道に定住し、アイヌの研究を行う。
※ その
研究の成果は、北海道大学北方文化論講座分室マンロー邸(沙流郡二風谷)に展示されている。 http://www2.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/suzuran/reki2_5.htm

1908年に横浜で自費出版されたPrehistoric Japan日本に旧石器時代があったことを指摘。日本の歴史教科書では相沢忠洋による岩宿遺跡の発見1949年)が、日本旧石器の確認とされているが、それより数十年も前に、彼は日本の旧石器を発見していたことになる。彼の本は1982年に、ようやく斎藤忠氏の解説で、史時代の日本(第一書房)という邦題で翻訳されたが、その後も彼の業績はあまり検討されてこなかった。
 翻訳されるのが遅かったことと、遺物&彼の記録の多くがエジンバラにあったことが、その障害となった可能性がある。
近年、一部の研究者によるマンロー・コレクションの見直しが始まった。
中でも重要と思われる研究は、
北條芳隆2001
環頭型石製品の再評価」『日本考古学』第11日本考古学協会(pp.89-106.)。
190812マンローによってRoyal Museumに寄贈された遺物(贋物含む)の丹念な調査を行い、(古墳時代の)石製品の研究史を絡めながら、マンロー・コレクション並びに彼の業績についての総括的検討を行っている。
注目は、
剣や刀の柄(つか)飾りである緑色凝灰岩製環頭型石製品
その製品はこちら ↓↓ この下に柄、鍔、刀or剣が取り付けられます。
kantou
この種の製品は、それまで日本でははっきりと確認されていなかったが、北條氏によってマンロー・コレクションの一品が本物であると確認されたことにより、
巨大前方後円墳金蔵山古墳(岡山市:四世紀末)から出土していた環状の石製品破片ほか1点(他古墳出土)が、同様な製品であることが明らかとなった。剣や刀の柄飾りは通常金銅製で、石or玉)製は中国以外では見つかっていなかったが、氏の検討により、日本の(古墳時代の)石製品に新たな型式が加わった。このことは、石製品の生産&流通、さらには古墳時代における政治&経済体制といった問題に、少なからず影響を与えることとなった。

【ちょっと解説】
古墳時代の石製品は大きく分けて、前期の碧玉製緑色凝灰岩製のものと、中期の滑石製のものに分けられる。ここで紹介したものは前者で、その多くは腕輪形の製品で構成される。
shima
(写真:3種の腕輪形石製品(鍬形石、車輪石、石釧) ※島の山古墳:190
m:奈良県川西町http://www.kashikoken.jp/from-site/sima.htm 
これらは主に大型古墳から出土することから、と並んで中央政権から配られた威信財である、という見方が有力である。威信財は一般に、生活必需品とは異なる奢侈品であることが多く、主に遠い地域との交流によって得られる。これら威信財は稀少価値であると同時に、政治・経済的ネットワークの広がりをも示すものであるから、所有者の権威&社会的地位を考察するのに欠かせない重要物である。ただ、時代や地域ごとに見ていくと状況は複雑であり、その解明のため不断の研究が続けられている。

かなり?!専門的な話題に逸れてしまったけど(汗)、要は、

スコットランド人のマンローが、日本で調査した遺物を母国にあるRoyal Museum
に寄贈した! ということですわ。 ←何だ、それだけ?!って言わないで!(汗)

でもね、これね、実はほかの分野にも見られることなんですよ!

その背景にあるのは、19世紀後半~20世紀初頭に見られる

 “ジャポニズム”!   聞いたことありますか?

続きは後日
……

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