《26日》
* 第 20 回 熱 闘 広 辞 苑
ルール説明: http://blog.goo.ne.jp/rakuda82/e/3ca4e56dde1cb2f2164ec7aaba72af7e
今回の記事が集まるページ: http://plaza.rakuten.co.jp/doramakin/diary/200611260000/
*数ヶ月ほど前、隔週日曜日のアップに変更になりました。
早いもので、熱闘広辞苑も 20回目! 正直、よー続いとるな~...........。
小生は、お題が出続ける限りこれからも記事をアップしてゆきますんで、どうぞよろしくお願いいたします(ペコリ)。
どらまきんさんが出した今日のお題を見て、
「どらまきんさんと競(けい)馬」 ←いよっ、男前!
「ホットケーキ、食べたいっ!」 ←素直に。
「都市と景(けい)観について真剣に考えるマサイ族の小学生」 ←見てみたい?!
「恋に落ちた泥棒と刑(けい)事の漫才コンビ」 ←おもろくなさそー........
「新首都(と)計(けい)画をもくろむ引退間際のブレアー首相」 ←えっ、どこ?ダラム?←ない、ない!
止まら~ん、誰か止めて~!!
↑こんな奴は....、「ほっとけー」 ←スンマセンッ、血迷っとりました........(汗)。許して!!
気を取り直して........、と思ってお題ばよう見たら、な、な、なんとー、
前回(ひらがなでのお題)と違って、漢 字やったー!!! ←いつものごとく自業自得(爆)。
何事もなかったように........、
「時計」!「時計」ね~..........。
いや~、ホントにいつもお世話になっとります。目覚まし時計に腕時計。
特に後者は、眼鏡と並んで、一番長く小生の身についとるもんやけんね~。
*今のやつ(G-SHOCK:1万数千円:アナログとデジタル両方付き)は、10年ぐらいのお付き合い。
そんな身近な時計君たちは、大切な大切なお友達。
改めて、感謝、感謝、感謝! そして、これからもヨロシク!です。
んで、もう一つ!小生には、大事な、かつ印象深い時計がある。
その時計との出会いは、1985年(中3)に遡る(*実際は翌年or翌々年だったよーな~.......)。
ホワホワホワホワ~.........(回想シーン!)↓
~~~~~
この年の出来事といえば、→http://ja.wikipedia.org/wiki/1985%E5%B9%B4 (←解答は、この中にあります) ふんふん、なるほど。 ん~、いろいろあったな~!? ま、個人的には文句なしに“タイガースの日本一!”がトップニュースやけど?!(汗) →http://ameblo.jp/onigiri15/entry-10004736980.html
~~~~~
その時計は、アメリカ・カリフォルニア州に存在するらしい。(ん、らしい?!)
小生は(多くの人も)、スクリーン上で遭遇したはず。(ん、はず?!)
もう気づいた人もいるかもしれない。
↓
↓
そう、映画........
↓
↓
↓
『Back to the Future』!で、
タイムマシーンのデロリアンと(←チロリアン(博多のお菓子:http://www.chidoriya.co.jp/shohin/chirorian/chirorian.html)じゃなかよ!←またダジャレ!?どうにかして下さい!汗)並んで、この映画の象徴とも言える、
あの 時 計 台 !!
時にはアップで、また時には背景で、事あるごとにあの時計台は登場した。もちろん、ストーリーは主要登場人物の言動を中心に展開するが、筋の本質は時間の象徴でもあるあの時計台を軸に回っている!と個人的には感じている。 ちなみに、運命を変えた「時計台への落雷」という設定も、観る側に「時間というもの」を強烈に意識付けしようとする創る側の意図があったのではないかと思う。
この映画シリーズ(3部作)、そしてあの時計台は、若い頃の小生に、
「とき、時間、そして歴史」 というものを、身近に感じ考えるきっかけを与えてくれた。
この映画を観た頃(高校生の頃)、元々興味のあった歴史というものを、人々(民衆)に身近な視点から、さらに深く見つめたいと思うようになった。 と同時に、高校までに学ぶ歴史の大部分は、政治史(一部の上層階層の歴史)に過ぎない!?と感じるようにもなった。
考古学(&文化人類学)に魅力を感じ始めたのも、この頃だった。
(*高2の夏休み、図書館にて、運命的な恩師の論文(概説書の1章)に出会う)
~~~~~~~
話題を少し変えて、この映画に関連する2人のこと。
一人は、ミュージシャン。知っている人いるだろうか?
ヒューイ・ルイス!
小生の世代、もしくは80s Musicに通じている方はご存知だろう。
彼を中心としたバンド 『Huey Lewis & The News』 の音楽は、この映画の挿入歌に採用された。中でも有名なのは、主題歌となった「The Power of Love」! この曲は数年後、HONDAのインテグラのCMにも使われた。またこのCMには、主役のマイケル・J・フォックスが出演していて、「カッコいんてぐら!」と決め台詞を吐く(*またダジャレ......汗)。
ちょっと話が逸れたが、ヒューイ・ルイス、実はこの映画にちょい役で出演している。マーティー役のマイケルが、バンドのオーディションで「The Power of Love」をギター演奏するのだが、彼はそのオーディションで黒縁めがねをかけ、お堅い風貌で審査員を演じている。そこで、マイケルにダメだしをする(笑)。
彼らの音楽は、アメリカン・ロックの王道といった感じだったが、ヴォーカル、ヒューイ・ルイスのハスキーでパンチの効いた声は、心地よく、聴く者に元気を出させるパワーがあった。
この映画をきっかけにして、小生はこのバンドのことを知り、好きになり、そして洋楽へと傾倒していった。
【お勧めアルバム】
『Picture this』 『Sports』 『Fore!』
【お勧め曲】
Do you believe in Love?(Picture this収録)、Is it me?( Picture this 収録 )、If this is it(Sports収録、邦題:いつも夢見て)、Hip to be square(Fore収録)、The Power of Love(Fore収録)
もう一人は、やはり、主役マーティー・マクフライを演じた、
マイケル・J・フォックス!
ご存知のとおり、1980年代後半~90年代前半、ハリウッドで大活躍した。映画の中で、チャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」をギター演奏したが、あれは本人が本当に弾いていた。どうやら、プロ級の腕前らしい(←なかなかカッコイイんで一度見てみてください)。
163cmという小さな体をものともせず、むしろそれを武器にした。また、愛嬌のある豊かな表情が人々を惹きつけ、男女問わず支持を集めた。
その後、30歳という若さでパーキンソン病を患い、一線から退く。
先日、久しぶりに公の場に姿を現した。(http://www.narinari.com/Nd/2006106649.html)
痛々しい様子だった.......。
しかし!尊い命を大切にしながら、一生懸命生き、社会に貢献しようとしている姿勢には、心打たれるものがあった。 普段、特別な不自由もなく、健康で平穏な日々を当たり前のように暮らしている.......。そんな自分の現在置かれている状況に改めて感謝するとともに、自らを戒めた.....。しっかり生きなきゃ!
~~~~~~~
最初と最後では、かなりトーン&内容が違うな!?(大汗)

まっ、いいっかっ!

最後に、皆さんに、
『Back to the Future PartⅢ』の最後で、
博士のドクが言った台詞を捧げます。

「未来は自分達の手で作るんだ!!」

(了)
** 執筆者、カテゴリの記事及び本ブログは岩波書店及び同社刊『広辞苑』とは一切関係がありません。
《12日》
* 第 19 回 熱 闘 広 辞 苑
ルール説明: http://blog.goo.ne.jp/rakuda82/e/3ca4e56dde1cb2f2164ec7aaba72af7e
今回の記事が集まるページ: http://blog.goo.ne.jp/rakuda82/e/7ce1a321c9a7035ff6f6a7b2e8a511bd
※ 2ヶ月ほど前、隔週日曜日のアップに変更になりました。
「テクニック」、 ん?! 、思わず絶句............。
なぜなら小生には、人に自慢できるor人より秀でたテクニックなんてないから........。
日本語(漢字)に訳すると、技術、技巧、技法.........。
また、考古学ネタでいくか?!
「人類は、技術の発展とともに歩んできた。その歴史は、火の使用、石器の発明に始まり……云々。」
“でも最近、考古学ネタ多いしな~。変化つけんとな~。”
しかし!ネタが思いつかない.......(←早くもテクニックのなさを露呈......汗)。
最近、脳みそが約90%仕事モードになっとることも影響しとる........(←言い訳)。
“あ、そうや!あの卑怯な手秘策を使うか? でも、あれはいざという時のために温存しておかなくては!!” ってことで、今回は無理やり、
小生が持ち合わせているテクニックを搾り出すことにする。
(厳注) 「これってテクニック?」って突っ込みは、あらかじめお断りしておきます(爆)。
(お勧め) 途中長いので、適当にサーッと流してください。あまり役に立つテクニックありませんから(笑)。
とは言ったものの、スポーツ関連しか..........。 え~ぃ、やっちまえっ! ~~~~~
1. 野球: 球種(カーブ、スライダー、シュート) ←すべて漫画 『ドカベン』(里中) から学ぶ。
※フォークは、試みるも、指が短いため?!習得できず。
2. 野球: スローイング=常に左側に軸を意識させる(*右利きの場合)。
肘を肩から下げない&手より先に前に出す。肘から先は鞭のイメージで。
3. 野球: バッティング=投手のリリースポイントに集中し、球道をイメージしながら線で
球を捉える。体の中心に軸があることを想定し腹筋(へそ辺り)を要に体を回転させる。
(*遠心力を利かせながら最短距離でバットのヘッドが出てくるよう、手の甲をボールに当てていく感じで!)
インパクトの瞬間からは球を運ぶように押し出し、フォローを大きくする。
4. 野球: キャッチング=基本は体の正面で。
打球を迎えに行くこと(*待たない)。ゴロの際は、しっかり腰を落とす。
ライナー&フライは顔の正面で取る。
グラブの腹にボールを当て、もう片方の手はきちんと添えること。
※この他、盗塁、ベースランニング、フォーメーション(カバーリング)、中継プレーに関するテクニックあり。
→ 長くなるので、ここでストップ。
5. サッカー: 現在勉強中。
6. ボーリング: *野球のスローイング・テクニックを応用。
リリースの際、左側に軸を意識させる(*右利きの場合)。
振り子の原理でスローイング(*ボールの重力を利用すること!力任せに腕力に頼るべからず。)。
狙ったところに投げるためには、目標(ピン)から目を離さない。 ←プロなどは、たまに手前に
あるレーン上の目印を目標に投げるよう言うが、それはかなりのテクニックをもった人間にのみ有効!、
と思う。 車の運転なんかと一緒で、手前ばかり見ていては、ちょっとのズレが、しばらく行ったら大きく
ズレてしまう!なんてことになる。 ある程度距離のある目標物に対してまっすぐ行くためには、そちらに
意識を集中させること。
7. 泳ぎ(*クロールの場合)=手はS字状に掻く(*左手の場合は当然逆S字)。
手を前に戻す時は、肘を曲げ、水面へ斜角で突き刺すようにめーいっぱい伸ばす。
脚は鞭を打つようにしなやかに。水の抵抗を受けにくくするため、顎は軽く引く感じで。
息継ぎの際は、やや斜め後方を見る感じで顔半分横に振る。
口で息を吸い、水中では鼻から息を吐く。
8. 車の運転: 坂道発進(*マニュアル車の場合)=教習所では、一般にクラッチを
つないだときの音の変化に注意するよう教えると思う。でも、それでは周囲の音がうるさ
い時、カーステレオで音楽を聴いている時、わかりにくい。もっとわかりやすい方法は、
当然、視覚で判断できるもの。
→ ハンドブレーキをした状態でクラッチがつながった時は、車体前方が“グッ”と上がる。
→ それを確認したら、前進。
9. 自転車の運転: 坂道を上るとき=足でペダルをこぐとき、同時にハンドルを自分の方に
引っ張る。こぐ際は、足を前に押し出すというよりは、内側から外側に蹴りだす感じで。
→ 比較的楽に上れ、かつ足だけでなく腕の筋肉運動にもなります。
長くなったんで、スポーツ編はこのぐらいでやめておいて、次........、何やろ?
あっ、そうや!本業の考古学にいっぱいテクニックがある?!
(*発掘方法、木の伐採法、土嚢づくり、猿臂投げ(土を掘ってそれを形よく投げ飛ばすこと)、測量機器の使用法、遺物洗浄、遺物復元、実測図作成、図版作成(ロットリングでのトレース)、データ作成、写真撮影、編集etc)
、と思ったけど、今回は自分に厳しく、冒頭で述べたように、
考古学ネタは敢えて避けることにします(笑)。長くもなるし(汗)。 *知りたい方は勉強してください。
ということで、インチキ日常生活編。 ~~~~~
10. 字を上手くみせる=文字それぞれ&文章の両方を通じて、左右&上下のバランスに
気をつける。逆転の発想で、文字そのものを見るというよりは、周りの白い空間のバラン
スを見る。 → 全体のバランスがよければきれいに見える。
** ただ同時に、きちんと気持ちも込めること。字には気持ちが表れます。
*このことは、文章と図版(or写真)を組み合わせる編集作業にも通じる。
11. 冬のメニュー: 鍋
月・火=水炊き (*野菜を最低5種類、きのこ類、肉系or餃子→以降随時追加)
→ 水・木=味噌を加える
→ 金・土=キムチの素を加える
→ 日=とき卵&ご飯か麺類を加えて終了。
* 安い、簡単、旨い、飽きない、温まる、栄養のバランスが摂れる。一人暮らしにはもってこい!
* 大阪での大学院時代(6年間)、このサイクルを毎冬約3ヶ月続けました(汗)。
12. 食べる: 博多ラーメン(*実は以前書きました......汗)=「いただきま~す。合掌。→まず軽くスープを口に含み、口の中をラーメンベースにする。もう一度スープを口に含み、舌も心もラーメンモードに入る。ゆっくり一口目。麺とラーメンの絡みを確かめる。2~3口麺を食べたら、替え玉を頼む。ここからが勝負!替え玉が来る1分弱の間に、残りの麺をうまくスープと絡ませながら一気に食べる。スープに馴染んだチャーシューを1枚食べる。(ここで替え玉が来るはず!※出汁がおいてある店では、出汁を少量入れる。) 軽く麺をスープに馴染ませたら、また休むまもなく一気に食べる。2杯目は、合間合間にスープを口にして1杯目とは異なる麺とのハーモニーを楽しむ。終わりに近づいたら、上手く麺とスープがほぼ同時に食べ終わるよう両者の分量に気をつける。最後は、そのすばらしさを惜しみながら、そしてラーメンを食せたこと&旨いラーメンを提供してくれた料理人に感謝の気持ちを添えながら、きれいにすべて平らげる。→ご馳走さま。合掌。」(汗)
※ 一気に食べる訳: 冷えない前に!麺が伸びない前に!脂が凝固し始める前に!食べ
ないと、旨さが半減するから。また、ラーメンの食感&のどごしを楽しむため。
http://ameblo.jp/onigiri15/entry-10012471013.html
13. 飲む: 芋焼酎(*こちらも以前、書きました.......汗)
http://ameblo.jp/onigiri15/entry-10012857027.html
http://ameblo.jp/onigiri15/entry-10012857266.html
14. 風邪の治療=いつも以上に念入りに手洗い&うがい+気合い!
15. 眠れないとき=とにかく布団に入って目をつぶる+気合い!
16. (今回のように?!)切羽詰ったとき=気合い!気合いダーッ!
、って アニマル浜口か?!(汗).
テクニックがないと、こんな感じでやけくそになります。
よい子の皆さんは、ちゃんとテクニックを磨きましょうね! (←なんじゃそれ.......)
(了)
** 執筆者、カテゴリの記事及び本ブログは岩波書店及び同社刊『広辞苑』とは一切関係がありません。
《10月29日》
* 第 18 回 熱 闘 広 辞 苑
ルール説明: http://blog.goo.ne.jp/rakuda82/e/3ca4e56dde1cb2f2164ec7aaba72af7e
今回の記事が集まるページ: http://blog.goo.ne.jp/rakuda82/e/084c47c6495559671c0e9483cfeb5482
※ 1ヶ月ほど前、隔週日曜日のアップに変更になりました。
「つき」、ひらがなでこう提示されて、おそらく多くの方は、「月」「突き」「付き=ツキ(=幸運)」「尽き」「槻」などを思い浮かべるだろう。しかし、小生は職業柄か、もしくはひねくれ者だからか(笑)、上記のものに加えて、「坏・杯」 が頭に浮かんだ。
「坏」 (本物の広辞苑): 飲食物を盛るのに用いた椀形の器。初めはすべて土器であった。蓋のあるのを蓋坏、蓋のないのを単に坏または片坏、高い足があるのを高坏といった。
「坏・杯」 (大辞林): 古代、飲食物を盛るのに用いた土器。椀よりは浅く、皿よりは深いもの。
こーこ学の立場というか、土器を研究している一個人の立場から言うと、両者をミックスさせた説明が良いかと思う。 つまり、
「飲食物を盛るのに用いた椀形ないしは皿形、またその中間の形態をもつ器。」。
(* ついでにひとつ指摘しておくと、広辞苑の説明には間違いがある。
「初めはすべて土器であった。」とあるが、こーこ学の成果からいくと、木製のものもあった。)
さてさて、そういう訳で今回は、「坏・杯」 とおよそ同義語である
食器 (=食事に使う容器・器具(箸、スプーンなど)) のお話をしよう。
まずは食器の分類から。
これについては、以前にも紹介した故・S先生*が明快な区分を提示している。
共用器: 複数の人間が共同で使うもの(大皿、大鉢、土瓶など)
銘々器: 個々人が専用に使う器(ご飯茶碗、汁碗、小皿、小鉢、湯呑み茶碗、コップなど)
属人器: 狭義の銘々器にあたり、特定の人だけが使う器
*韓国&日本では、ご飯茶碗、湯呑み茶碗、箸など、相対的に属人器がはっきりしている。
現在、多くの国々ではこの両者(共用器&銘々器)を使っていることが多いが、一部の民族の中には、共用器のみの場合や食器を使わない場合もある。歴史の大きな流れからいくと、
食器なし → 共用器のみ → 共用器+銘々器(+属人器)、と捉えられる。
日本では、土器が誕生した縄文時代(約1万数千年~2,500年前)、浅鉢などの共用器が主流だった。個人の食器(銘々器)が、文化の一つとして導入されたのは、約2,000年前の弥生時代(約2,500年~1,700年前)に遡る。この時代、稲作・金属器を代表とする文化が大陸(中国・朝鮮半島)からもたらされたが、その流れの中で、この点も理解できると思われる。
(*その詳細な過程については、5~6年前、拙稿にて論じたが、その意義&背景は単なる新生活文化の導入ということにとどまらず、社会の変化や政治的意向が大きく働いていると推察した。)
その後、古墳時代(約1,700年前~1,400年前)になると、銘々器(「坏・杯」) を使う文化が定着する。その状況は、陶邑*(大阪南部)をはじめとする古代やきものの生産地が各地に出現し、大量の須恵器*が流通することからうかがえる。
一方、属人器なるものが明確化するのは、文字の登場とも関連する奈良時代(約1,200数十年前)である。平城宮出土の墨書土器(墨で文字が書かれた土器)の中には、器の属人性を示す内容が書かれたものがある。
(*この状況が生まれた背景としては、宮廷や官庁をはじめとする集団生活の出現が挙げられているが、個人的には、それはあくまで理由の一つであると考えている。なぜなら、集団生活をしていても属人器が発生しない社会はたくさん見られるから。日本でも、学校の給食とかでは、食器が属人化されていない。)
ただし、この状況は、一部の社会階層にとどまる。
結局、現在につながる属人器が確立するのは、18世紀末~20世紀前半、木椀から陶器碗へ、また同時に銘々膳(箱膳)からチャブ台へと転換することと深い関係にあるという(石毛直道1992「食卓文化論」『国立民族博物館研究報告』別冊)。
少々長くなったが、食器の歴史を見ていると、
属人器を使用するのは、どうやら日本、韓国など少数派らしい。
“なぜ属人器が現れたのか?!”
そこには、様々な歴史・社会的要因が働いているので、その原因や出現過程を一般化することは困難だ。 ただ、一つ言えることは、
「家族が同時に食卓を囲む際、個々を区別し個性を食器に反映させることが、日本では食事文化の一つとして普及していた」、ということ。
しかし、社会のあり方が大きく変化するにつれ、食卓を囲む機会が減った。
欧米の文化(属人器を持たない文化、外食産業etc)を余すところなく導入してきたことも影響しているのだろうか? 食器における属人性が、確実に薄れてきていると感じる。
日本という国は、世界でとかく集団性がクローズアップされる傾向にある。
しかし、集団性を大切にしながら個性を発揮する、という人としてバランスの取れたあり方を、独自につくりあげ食文化に根付かせていた、と個人的には思う。
普段何気なく使っている食器を通して、
今一度、このバランス調整が必要なのでは?と感じた。
* 陶邑 http://www.city.sakai.osaka.jp/kyoiku/_syougai/_maibun/book/suemura.html
* 須恵器 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%88%E6%81%B5%E5%99%A8
【参考文献】
佐原眞 1993 「5.「わたしの茶碗」「わたしの箸」」 『考古学の散歩道』 岩波新書 312, pp42-53.
~~~~~
追記: 皆さんは、属人器持ってますか~?
小生
(博多の場合):ご飯茶碗、箸、湯飲み茶碗(さつま焼(苗代川):黒)、コップ2つ →(ミスドでもらったやつ
(コーヒー用)と、UFOキャッチャーでとった大リーグ・インディアンズのもの *代金総計200円)
* 他人の使うと、おふくろが怒ります(汗)
(ダラムの場合):一切なし! *たまに、鍋が碗代わりになることあり(汗)。
~~~~~
(了)
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《15日》
* 第 17 回 熱 闘 広 辞 苑
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※ 1ヶ月ほど前、隔週日曜日のアップに変更になりました。
「誓い」、その意味は一般に、
「ある事を将来必ず履行しようと他人や自分自身に固く約束すること。(本物の広辞苑)」
、と捉えられている?!
また、「誓い」が持つイメージとしては、差し当たり「清らかで、尊いもの」といったところか?!
しかし、冷静に?!「誓い」に関わる様々な出来事を見ると、意外にそうでもない気がする。
1.
小生が「誓い」といってまず思いついたのは、スポーツ。
ご存知の方も多いと思うが、小生は野球小僧だった。
小さい頃、高校野球(at甲子園)の選手宣誓をよく真似したものだ。
「宣誓!我々はスポーツマンシップにのっとり、正々堂々と戦うことを誓います。」
確かに、スポーツはルール&審判にしたがって、公平に試合が行われる。
でも、やっていることは、技術と心理を駆使した騙しあい.................。
変化球を投げたり、セフティー&プッシュバントしたり、盗塁したり、隠し球したり......。
いかにうまく相手を出し抜くかが、勝負のポイントとなることは、しばしば。
試合を通して、決して常に正々堂々(=卑怯な手段を用いず、態度が立派なさま。(本物の広辞苑))ということはありえない。誓った後からすぐに、その約束は破られる.......。
※でも、スポーツは社会的に意義あるもので不可欠なもの、と小生は考えている。
→ http://ameblo.jp/onigiri15/entry-10010377871.html
2.
次に思いつくのは、結婚時に執り行われる「愛の誓い」。
「……病めるときも健やかなるときも、富めるときも貧しいときも、死が二人を分かつまで、これを愛し続けると誓いますか?」「はい、誓います!」
もちろん、この約束を果たしている夫婦もたくさんいることは言うまでもない。
だが、同時にそうでない夫婦もたくさんいることは想像に難くない。
事実、あれだけ、「世の中で一番大切なのは家族だ!子供だ!」と彼ら彼女らへの愛を惜しみなく宣うアメリカの方々の約2組に1組(半分)は、離婚しているという。
→ http://www.riconavi.com/page008.html
あなた方の「誓い」って?.........
3.
その他、社会における様々な問題にも、「誓い」は成立していない。
例えば、医療の問題。
医者は、その職に就くとき、古代ギリシャの医師ヒポクラテスが提示したという文言(「ヒポクラテスの誓い」)に「誓い」を立てるらしい。 → http://www.netwave.or.jp/~wbox/kyhipoku.htm
上記の例同様、きちんとこの「誓い」を守っておられるお医者さんもたくさんいらっしゃる。
しかし、やはりそうでない医者も同じくたくさんいて、多くの不祥事を引き起こしているのは周知の事実である。
このような数々の事例から察するに、「誓い」をたてることとは、
「ある事を必ず成し遂げようと「決心する」ことではあっても、そのことが「約束」として必ず守られるものではない!」、と捉えられるのではなかろうか?!
漢字の成り立ちを見ても、
「言=言ったこと」を「折=折る(or折り曲げる?!)」
、となっていて、このことを暗示する。
つまり「誓い」とは、半ば「はじめから無理そうなことを公言すること」、と言える気がする。
「誓い」,,,,,、この言葉は、西洋、東洋を問わず、宗教に絡んで生まれてきているようだ。
「神に立てる誓い」......................。
今回、「誓い」という言葉を通して、
「神(宗教)」とは、人間が自分たちに都合のいいように創り出した精神的存在&概念?!
、改めてそうとも思った。
(了)
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《10月1日》
* 第 16 回 熱 闘 広 辞 苑
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※ 1ヶ月ほど前、隔週日曜日のアップに変更になりました。
早かね~、もう10月ばい!
クリスマス休暇(一時帰国)まであと少し!
気合を入れて本業に集中しますかな?! と、その前にサクッと熱闘広辞苑を。
“大丈夫?” 今回お題を提供してくれたCOOさんが指摘しているように、こんな短い言葉の中には、さまざまな意味&ニュアンスが含まれている。気遣い、心配、不安、疑惑などなど。ここでは、おそらく心配もしくは不安に当たる内容について触れることになるでしょう。
テーマは、
イギリスに3年弱住んだ日本人のおっさんが感じるイギリスの “大丈夫?”
以下、6項目を列挙します。
1.まずは、イギリスの食事。
この件に関しては、小生が多くを語るまでもないだろう。
なぜなら、世界においてイギリスの食事が悪名高いことは、周知の事実だからだ。
ただ、これまでにも述べてきたように、小生は人間が食べる大概のものはおいしくいただくことができるという変な特技を持っているので、イギリスの食事、特に味についてここでとやかく批評するつもりはない。(←というかできない......笑)
ただ一つ!油が多すぎること、そして野菜が少なすぎることに関しては、「大丈夫?」と問いかけたくなる。
また、イギリス人の多くが、暇さえあればしょっちゅうクリスプス(ポテチ)&チョコ類を口にしているのを見て、思わず「大丈夫?」とつぶやいてしまう。
(※その他、1.ポテチがご飯のおかずになることを知ってビビッた。2.食後のデザート&スウィートの多さにたまげた。etc........)
でも、この状況、やはり大丈夫ではないらしい......(←気づくの遅すぎ!)。
※最近のニュースでは、肥満の問題が頻繁に取り上げられ、改善の取り組みが図られているようだし、ダイエットに関する番組もよく見られる。
2.食事に関連して次に気になるのは、アルコールの飲み方。
日本とイギリスとの違いは、
アルコールと一緒に食べ物を摂取するかどうかということ。
特に、パブでの酒の飲み方。
こちらの人は、ほとんど何も食べないまま、延々と酒だけを飲む(※わずかにピーナッツやクリスプスを食べるだけ)。「大丈夫? 明らかに、胃に悪そうやけど......」。
3.食事&飲みが終わると、当然後片づけがある。
普通に、使った食器類を洗う。問題ないように思う。
いや、それがおおあり!
多くの、いわゆるイギリス人は、食器を洗剤で洗って、濯がない!
泡のついた食器を布巾で拭くのはまだましな方。
大抵は、そのまま放置する.......。
「大丈夫?」そんな彼らに問いかけ、洗剤が体に悪い理由を説明する。
彼らはそれなりに納得するが、意固地保守的なイギリス人は、ほとんどそのまま同様な洗い方を続ける......。
4.話し変わって、イギリスの代名詞?! 雨 にまつわること。
こちらは曇りがちで、雨の日が多い。
年間降水量は日本(東京)の方が多いようだが、雨の降る回数はこちらの方が多い気がする(※降る時間は短い)。というわけで、小生はいつも折りたたみ傘を携帯している。
だが、こちらの人は、雨が降ってもあまり傘をささない!ずぶ濡れになって歩いている人をしょっちゅう見かける。(時間のある人&我慢強い人&利口な人は、雨宿りをするが......)
風邪をひきやすいし、酸性雨の問題とかあるし........、「大丈夫?」と気遣いしたくなるが、それも一瞬のこと。気持ちよさそうに?!雨に濡れているのを見ると、そんな気も失せてしまう.....(笑)。
5.そんなこともあってか、こちらでは年中風邪気味の人が多い。
そこで気になるのが、鼻をかむこと。
鼻をかむこと自体は、別に問題ではない。
問題なのは、鼻をかむ時に使うティッシュ&ハンカチ。
ティッシュ&ハンカチを使った(鼻をかんだ)後、それらをクチャクチャにして袖やポケットにしまい、
何度も使う!
「大丈夫?」 想像しただけで、ゲッと思うけど......(汗)。
6.あ、でも、こんな状況になるのは、雨に濡れるからだけじゃなかった。
極めつけは、薄 着!
こっちの連中方々は、よほど鈍感体が強いのか?! 年がら年中半袖姿の人をよく見かける。
冬でもTシャツ1枚なんてザラ!
冬に草履はいたり、女の子はあり余ったお腹を出したり.....。
すごいのは、冬の夜寒いときでも、
ミニスカート(素足)にタンクトップとか..........。←我慢大会でもやってるの?
「大丈夫?もう少し、体を労わろうよ!」って支えてあげたくなる.........、
ってことは
絶・対・に・あ・り・ま・せ・ん!!!
見ている自分のほうが、寒くなって風邪ひきそう。
「やめんか!コラッ!!」
ってマジで言いたくなりますよ、あの連中方々の姿を見たら..........(笑)。
(了)
PS: 熱闘広辞苑、このままで 大丈夫?????
** 執筆者、カテゴリの記事及び本ブログは岩波書店及び同社刊『広辞苑』とは一切関係がありません。
《21日》
* 第 15 回 熱 闘 広 辞 苑
ルール説明: http://blog.goo.ne.jp/rakuda82/e/3ca4e56dde1cb2f2164ec7aaba72af7e
今回の記事が集まるページ: http://blog.goo.ne.jp/kyongfa87/e/d31f91fbc083b2c5206f636a206b9859
※ 隔週日曜日のアップに変更になりました。
**************
四字熟語データバンク(http://sanabo.com/words/archives/2001/09/post_702.html)によると、
「即決即断」とは、時機・チャンスを逃さず、即座に決断を下すこと、らしい。
類義語の「即断即決」との違いは、チャンスを逃さない!ということ。
つまり、ただ速く決断するだけではダメなのだ!
良い結果を生み出すための、速い判断ということがポイントとなる。
ここで小生が思い出したのは、織田信長!http://ameblo.jp/onigiri15/day-20060602.html
以前のブログで、彼については少し触れたことがあるが、彼はこの熟語を象徴する人物ではないかと思う。信長は、その独特の感覚で、「即決即断」を体現し、数々の業績を残した。ただ、それはあくまで政治家としての視点に基づくものである。周知のように、「即決即断」によって多くの人々が犠牲となり、悪い結果も少なからず招いている。自身もその悪影響か?!家臣の謀反により、早死にした.........。 信長とはタイプは異なるが、馬力と根性で即断を好結果へと無理やり導いた秀吉も、ある意味同じ部類にくくられようか?!
二人と対照的なのは、やはり家康であろう?!
一般に、彼のイメージに「即決即断」の感はないかもしれない。だが、重要な時々に、上記2者同様、家康は冷静な状況判断(即決即断)を行っている。ただ、その多くが、表面上ガンガン攻めて押し進めるものではなかっただけなのだ、と小生は感じている。
「即決即断」、相対的にこの言葉は、人々に良い印象?!を与えるかもしれない。
だが、この言葉は、あくまである良い結果のみにこだわったものである!?ということを、小生はここで喚起しておきたい。つまり、「即決即断」によって生じる、その他様々な性格の結果をあわせて考えることを、忘れてはならないと思うのである。
さて、一方で、「即決即断」の対照的四字熟語としてよく取り上げられる、
「優柔不断」(=気が弱く決断力に乏しいこと)はどうであろう。
改めて漢字&語義の両者を見ると、必ずしも「即決即断」の対義語ではないことに気づく。
個人的には、行動そのものの特徴よりも、精神性(気弱さ)が強調されていると感じる。
しかも、漢字の意味がやや歪曲されているようにも思える。
もし、漢字の意味をより忠実に訳するなら、
「優しく柔和な性格のため、人との関係を断たない(or人の申し出を断らない)」、つまり、「心の広い人間(もしくはお人よし?!)」とした方が適切ではないか?!.......
遅い、速い、チャンスを逃さない、良い結果を残す等々、「即決即断」という言葉からは、社会における様々な価値基準が浮かび上がってくる。 一方で、人としてどうあるべきか?!(人とどう接するのか?もしくは向き合うのか?)といった人間にとってもっと大事な問いかけを、「優柔不断」という言葉は投げかけているような気がした。
追伸: 熱闘広辞苑の更新、遅くなって申し訳ありませんでした。
(了)
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《3日》
* 第 14 回 熱 闘 広 辞 苑
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※ 前々回から、隔週日曜日のアップに変更になりました。
**************
「星座」を自分に引きつけて考えると、誕生日の「星座」がまず思いつく。
星座に関する占いは巷に溢れているが、これまであまり関心がなかったせいか、自分の星座がどんな特徴を持っていると言われているのか、ほとんど知らない。
なもんで、ちょっと興味本位でネットをウロウロしてみた。
まず、小生の星座は、プロフィールにあるように、「魚座」。
個人的には、
だから海が大好きなのか?
だから魚が大好きなのか?(←もちろん食うこと)
だから泳ぎが得意なのか?
..........と思うぐらい。 ←単純すぎ!?.......
以下のサイトによると、「魚座」について、こと細かく分析がなされていた。
http://www.jomon.ne.jp/~morichan/kaiun/hosiuranai/uo_t.htm (内容は左サイトから抜粋)
《性格と気質》
魚座の性格は海にたとえられます。 ←やっぱり!?
命の源であり、すべてを受け入れる偉大な包容力。茫漠とした無限性と流動性。しっとりとかれることのない情緒。魚座の性格は、まさに豊饒の海といっていいでしょう。
↑ お~、気持ちいいこと言ってくれるやん。
魚座はまた、複雑で多様な性格の持ち主です。喜怒哀楽の落差は激しいほうですが、自分の心のうちを見せたくないという心理が働き、感情をあらわにすることは少ないといえるでしょう。そのため、他人には、わかりにくいという印象を与えがちです。
↑ ギクッ! 鋭い!
人の不幸を黙って見ていられないところがあり、自らが困ってでも助ける救済性と自己犠牲も、魚座の特徴です。
↑ ま、人並みに......。
天性の優しさは美点ですが、人に頼まれるとイヤとはいえない面があり、現実社会では人に利用されやすいタイプといっていいでしょう。
↑ ギクッ、ギクッ!!
確かにスパッと断れない.....(汗)。 でも、それでよかとです(←強がり?!)。
また、自分はダメな人間なのではないか、というおびえをつねにもっています。それが消極的な態度となって現れ、性格を弱くしているようです。対人関係においても、神経質すぎる傾向があります。人の心の動きが読み取れるだけに、つい先回りして気を使ってしまうのです。魚座の優しさという才能は、だれにも備わっていない貴重なものです。もっと自信を持って堂々と世渡りしてもいいはずです。
↑ マジでちょっと怖くなってきた........。
当ってるかも!? 間違いなく、小生は精神的にひ弱っ。
《人生の方向》
魚座の守護星は海王星。海の支配者であり、夢幻と神秘を象徴する星です。想像力、直感力、芸術を愛する心を、魚座のあなたはもっています。
↑ また気持ちいいこと言ってくれるじゃん!? でも、気をつけないと!この後が怖いんよね!?
この星はまた、予測しがたい人生を暗示しています。不確定要素の多い、流動的な運勢です。
↑ おっしゃる通り! 魚のように、ふらふら世の中を彷徨っております。
しかし、魚座は順応性に富んでおり、どんな環境でも生きていけるタイプです。
↑ それが仇になることもあるんです、残念ながら......。
社会的な地位や名誉といった、世俗的な野心はきわめて希薄です。
↑ 確かに!そのおかげで、おふくろにはよう尻を叩かれております(笑)。
物質的な成功より精神的な喜びに重点を置き、経済的に恵まれないからといって、不幸を感じるようなことは少ないでしょう。
↑ すげっ! まさに、小生の人生のテーマは、その点と深くかかわっとるけんね!?
愛もまた、生きるためのエネルギーとして欠かせないものです。魚座にとって、何よりも人生のうるおいとなるものは、人を愛し、人から愛されること、といえるのではないでしょうか。
↑ そうね!? 上記の点と繋がるけんね。 大事な家族&友人は、深く深く愛しい。
青少年期の魚座は、内向的な青春時代を送る、といえそうです。
↑ そうでもなか。 むしろ外で友達とよう遊んだ。←みんながいなくなるまで外で遊んでて、おふくろから「品がない!早く帰ってきなさいっ!」って、しょっちゅう言われとりました.......
。
でも、高校時代はやや陰気やったかな?! 帰宅部やったし。 ←学校帰りの天神(福岡市の繁華街)で友人とぶらぶらしとりました。一人で海にもよう行きました。
芸術分野への指向が強く、文学、美術、音楽などに傾倒する人が多いようです。
↑ この分野、嫌いじゃない。 一部は趣味やし。
性格は温和で親切ですが、いくぶん気分屋なところがあります。
↑ 多少は気分屋かも。
ふらっと散歩したり、いきなりドライブで遠出したりするけん。(← 十分、気分屋?!)
壮年期になっても、精神面の満足感を重視するのは同様で、出世するタイプとはいえません。
↑ 出世なんてはじめから期待していませんよーだ。
家庭を大切にしますが、結婚後に恋愛問題を起こす人も見受けられます。
↑ えっ、そうなの?(汗) 気をつけます..........。
ってか、そんな問題絶対起こしませんからっ! たぶん......(←弱っ)。
《愛情》
魚座生まれの人にとって、愛は命です。身も心も投げ出すような献身的な愛情こそ、魚座がもって生まれたものなのです。
↑ 大体パターンが読めてきたぞ! はじめは上げておいて、後で落とす........。
しかし、恋愛においては、つねに受け身。
↑ グサグサくるな~......。
心ときめく異性がいても、自分から働きかけることはありません。
↑ そんなことありません。 でも、そういう傾向はあるかもしれません.....。(←どっちや!)
また、さほど心の動かない相手でも、熱烈な求愛を受けると、受け入れてしまうこともあります。 ↑ 相手というか状況次第です。
相手の人となりを理解していって、惹かれることはいくらでもありますから。
魚座の女性は多くの男性に愛され、愛の遍歴を重ねるでしょう。
↑ 女性だけなのか?!もてるのは.....。
それでも、決して遊びではありません。
↑ 当たり前じゃ、そんなもん。
たとえ悲しい結末を迎えようとも、愛の結果より、愛を注ぐプロセスを大切にするのが魚座なのです。
↑ こりゃ~「愛」の定義から議論せんといかんな!?
《人生の方向》
ごく普通のビジネスより、特異な分野で成功する人が多い傾向にあります。
↑ ほっ。(※小生はビジネスに全く関係がありませんので。)
直感力、創造力、情緒性、リズム感といった魚座の才能は、大きな組織では発揮しにくいものなのです。
↑ 仕事上、論理立てて物事を捉え考えるようにしているが、それはあくまで後付け?!
大抵は、(当てにならない)“勘”と(大胆すぎる)“発想”に導かれて、行動している.....(汗)。 大きな組織では、確かに自分のやりたいことができんやろうな~......。
職業面で成功を望むなら、独立独歩の道を選ぶべきでしょう。
↑ 半ばそのようなものです。自覚しています。
芸術、医学、マスコミ産業、ファッション産業のほか、不動産業、旅行代理業なども向いています。
↑ どの業界にも行けそうにありません......。
しかし、あくまで、才能の自己開発が大切、ということを忘れないでください。
↑ 才能って開発できると?
《金銭》
職業的にも財政的にも、やる気のあるなしにかかっています。
↑ そんなん、当たり前やろーもん! ま、とりあえず、やる気は常に?!あります。
やる気の出る職業につければ、そのまま金運に結びつきます。
↑ 基本的に、やる気の出る職業(←それしかできないという話も…)に就くつもりでやっております。
とはいえ、年齢とともにエスカレーター式に上昇するとはいえません。
↑ 小生の業界はそういうものです。運と実力が、行方を左右します。
不確定要素が強いからです。
↑ わかってますって!!!!!
それは、大成功する可能性も秘めている、ということにほかなりません。
↑ 勇気づけるんか不安にさせるんか、はっきりせい!!
《開運のカギ》
芸術的感性を磨くべし
↑ ハイ!感性をもっともっと磨きたいです!
ボランティア精神で信頼をつかめ
↑ 信頼をつかむのが目的じゃなかばってん、その精神は大切やと思います、はい。
競争するより協調せよ
↑ それが小生の目標ですから。
あたりまえの職業より変わった職業
↑ もうそれしか残っていません.....(汗)。
安定より変化を選べ
↑ 変化だらけで、少々疲れます.....。
理屈で考えるより直感を大切に
↑ 幸いそのようにして生きてきましたが、小生の業界、理屈が不可欠なんです.........(汗)。
有力な先輩のふところに飛び込め
↑ 今のSupervisorは、ある意味、有力な先輩です(←歳はたぶん小生より下)。ホッ。
お金はためるより活用すべし
↑ 基本的姿勢はそうです。ただ、その考え方に対して、おふくろからよく非難されます....(汗)。
《開運の要素》
数: 7 、 16 、 25 ← 真弓、岡田、山本 (※85年時の阪神V戦士)
色: マリンブルー、白銀 ← やはり青か!?
方角: 東南東 ← 小生はこれまで、西と関係が深いんやけどな~。でも実家は東区か!?
宝石: アクアマリン、珊瑚 ← うん、海のにおいがする!
植物: 水蓮、すみれ ← どっちも好いとー。
鉱物: 錫、亜鉛 ← は~、そう言われても........。
味: 薄い塩味 ← 基本的に薄味を好むけんよかった。
香り: レモンの香り ← 普通に好き。
音: オカリナの音 ← 嫌いじゃなかばってん、あまり出会う機会がなか......。
んで、今日のYahoo占い。 http://fortune.yahoo.co.jp/fortune/12astro/20060903/pisces.html
総合運 82点 ← 根拠がわからん!
恋愛運(6点) デートではついていないとかんじることが。
↑ デートなんてありません……。
金運(10点) 予定していた収入を上回る好結果が出そう。
↑ 収入なんてはじめからありません……。
仕事運(10点) 地道な努力が結果になって表れる日。
↑ そんな気配ありません……。
ラッキーカラー: ローズピンク
↑ えっ?!
ラッキーナンバー: 27
↑ おしい!家の番号26!
ラッキー方位(←何でここだけ漢字?): 北北東
↑ 大学から見た家の方角が大体そんな感じ。帰ったら良いことあるかいな?
皆さんの星座はどんな感じでしょう?
今日は暇つぶし的記事になってしまいました………。
(了)
** 執筆者、カテゴリの記事及び本ブログは岩波書店及び同社刊『広辞苑』とは一切関係がありません。
ルール説明の記事 http://blog.goo.ne.jp/rakuda82/e/3ca4e56dde1cb2f2164ec7aaba72af7e
**前々回から、隔週日曜日のアップに変更になりました。
今回のお題は、「 せ 」で始まる言葉、
「 星 座 」です。

本日(9月3日)以降、広辞苑児の記事のトラックバックがここに集まります。
読者の皆さん、心ゆくまでお楽しみください。
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《20日》
* 第 13 回 熱 闘 広 辞 苑
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今回の記事が集まるページ: http://blog.livedoor.jp/kobamika/archives/50804143.html
※ 前回から、隔週日曜日のアップに変更になりました。
ストレス、それは現代人にとって深刻な問題の一つであろうか!?
小生も、多分いろいろなかたちでストレスを受けているのであろう.........。
でも、幸か不幸か鈍感な小生は、ストレスをストレスと捉えない傾向にある。
(また、自分が感じるいろんなものを、できるだけありのまま受け止めようと心がけている。)
ただ、一つ!、“人ごみ” というストレスは、とても苦痛に感じるような気がする...............。
そのせいか、人の少ない場所を自然と好む。
こちら(イギリス)に来て、カントリーサイドを散歩するのが好きになったのも、そのことが影響を及ぼしていると考えられる。
また、昔から、川や海など水のある場所が大好きだ。海の近くで育ってきた&うお座である(←関係ない?! 爆)からか?! 今も毎日、大学の行き帰りには、河沿いの道を歩く。
実家(博多)にいる際は、志賀島にしょっちゅう行くし(道中の多くは海辺)、毎日博多湾沿岸のどこかor河沿いの道をぶらぶら、もしくは岸に座ってボーッと景色を眺める。
すると、不思議と心が安らぎ、また元気も出てくる。
こんな感じで、“外をぶらっと”(※人が少なく、水がある自然の場所)というのが、小生にとって、最も手っ取り早く、そして最も効果のあるストレス解消法と言えよう。しかし、このことは半ば習慣化していてほぼ毎日実行しているので、敢えてそうするという感じではない。
※発掘などで長期間(2ヶ月とか)合宿となっても、時間を見つけては、ぶらぶらしていた。(←他人から見たら、ちょっと怪しく見えたかも........汗)
また、状況によっては、“家族や友人との会話”や、
“静か&小さな居酒屋でちびちび芋焼酎を飲む”、なども。
あとは、野球、サッカー、ボーリングなどのスポーツをプレー&観戦したり。
好きな音楽を聴いたり♪~(『Life’s Like a Love Song』 『手と涙』 by Yaiko etc.)。
なんか、趣味を書いてる気がしてきた..........。
パッとしない内容になってしまいましたが....................... ←いつものこと?!、
こんなところです。(ペコリ)
(了)
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《6日》
* 第 12 回 熱 闘 広 辞 苑
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今回の記事が集まるページ: http://plaza.rakuten.co.jp/doramakin/diary/200608060000/
※ 今回から、隔週日曜日のアップに変更になりました。
→ 日本では、熱闘甲子園もはじまったことですし、気合を入れなおします。
現在の日本人にとって、“鹿”って?
結構、存在薄くない?
パッと思いつくのは、“奈良公園の鹿”ぐらいじゃなかろうか?!
そんじょそこらで見かけるもんでもないし、鹿肉って言っても一般的な食い物じゃない。
それでもまぁ、みんな鹿という動物のことは知っている。
そんな鹿には、一体どんな歴史があるのか?ちょっと覗いて見てみよう!
まずは、狩猟・漁労・採集経済が主だった縄文(石器)時代。
鹿は猪と並んで、狩猟対象動物の主要メンバーだった。
事実、全国の遺跡からは植物残滓として両者の骨がたくさん出てくる。
また残った角などは、釣り針やペンダントの材料として利用されていた。
そんな時代が数千年続いた後、社会が大きく変わった............。
弥生(金属器)時代の到来だ!
この時代には多くの大陸先進文化がもたらされたが、中でも重要なのは(水稲)稲作。
獲得経済から生産経済へと、経済体制が移行した。
とは言っても、すべてががらりと変わったわけではなかった。
弥生時代以降も、部分部分で獲得経済は続いた。
しかし、それまでただの食糧対象物であった鹿に対して、人々の意識変化が生じた。
例えば、農耕祭祀に用いられたと考えられている銅鐸や弥生土器には、鹿の絵が相対的に数多く存在する。↓↓ (左側) ※ちなみに、近年のデータによると、その数、猪23に対して鹿140。
鹿の角は、春から秋にかけて成長するので、稲の成長過程と似る。よって、稲の成長を鹿角の成長になぞらえ、“ 体=土地 & 角=稲 ”という関係が創造された。そして、文字がなかった時代に、そのような観念を絵として残したのではないか!?、そう考えられている。また、このことは、土器絵画に角の生えた鹿と高床建物(米倉)の組み合わせが多いことからも、補強される。
さらに大陸の文化の中には、ト骨(獣骨を灼いて骨面に生じたひび割れの形状で吉凶を占うト占法)が含まれていた。これまで、全国から出土するト骨用の骨の約80%は鹿の骨(特に肩甲骨)である、ということが判明している。
これらのことを総合すると、弥生時代には、鹿=土地の精霊or神の化身 といった観念(鹿信仰)が作り上げられつつあったように思われる。
鹿に対するこのような捉え方は、その後の古代においても続いたようで、「神が白鹿に化けてヤマトタケルの前に現れる」(『古事記』) 、「白鹿として出現した山の神を殺した祟りでヤマトタケルが道に迷う」(『日本書紀』)、「神が白鹿となって出現」(『尾張国風土記逸文』)などのように、神話において結構描かれている。
* 春成秀爾1987「銅鐸のまつり」『国立歴史民俗博物館研究報告』第12集 ほか
この他、鹿を神格化する話としては、小生の故郷博多にもある。小生が帰郷した際に必ず訪れる、金印が出土したことで有名な志賀島!(「志賀島」は、古くは「鹿島」と表記された) ここの志賀海神社には、鹿が神として祀られている(鹿角堂:一万本の鹿角が奉納されている)。鹿は群をなして海を渡る動物と言われ、玄界灘を往来する海人と関係づけられた可能性がある。
志賀島情報:
その後の鹿に対する観念は不明瞭............。今後の課題とする。
でも、現代でも、このような考え方は一部で受け継がれている。
自然と科学技術の対立、文明の破壊と再生をテーマにする宮崎駿氏は、植物学・考古学・民俗学的興味に裏付けられた自然観や生命思想の影響を受けていると言われている。事実、「となりのトトロ」では、在野の考古学者:藤森栄一が一登場人物のモデルとして採用されたり、「もののけ姫」の背景設定で、“鉄の導入による自然破壊”というような考古学&古代史の成果が取り入れられている。そんな彼の姿勢を考慮すると、「ものののけ姫」に登場する森(自然&土地)の神が鹿の風貌をしているのも、偶然ではないと考えられる。つまり、今回記したようなことを彼が学び、現代風に古代の観念を継承している可能性がある、と思うのである。
※ ただ、「ナウシカ」の場合は、ギリシャ神話に登場する王女ナウシカアに由来するらしい。
鹿を遂う者は山を見ず!(利益を得ようと夢中になっている者は、他を顧みない)
現代人に反省を促す宮崎駿のメッセージかな?!
最後に、最初に触れた奈良公園の鹿の由来について。
** 和銅13年(710)年、藤原不比等が氏神として春日大社を創建する際に、鹿島(茨城県鹿島神宮)から勧請した神が白鹿に乗って春日山に入ったという言い伝えから、鹿が神の使いとして大切に保護されるようになった。 ← やっぱり神か?!
※ http://www.kasuga-hotel.co.jp/event/shika/shika.htm より一部抜粋後、改変
(了)
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《22日》
* 第11回 熱 闘 広 辞 苑
ルール説明:http://blog.goo.ne.jp/rakuda82/e/3ca4e56dde1cb2f2164ec7aaba72af7e
今回の記事が集まるページ:http://kijazz.blog59.fc2.com/blog-entry-74.html
***
小生は現在、イングランド北東部のダラムという街に住んでいる。
ここには、有名な?!世界遺産、ダラム大聖堂&城がある。
映画『リトル・ダンサー』の一場面でも、 http://www.kadokawa-herald.co.jp/official/little_dancer/
(※主人公のビリーが、バレエ専門学校の入学試験(面接)の際、控え室で他の受験生から声をかけられる場面)
受験生A:「どこからきたの?」
ビリー:「…ダラム…」
受験性A:「あの、お城が有名なところ?」
とあるように、少なくともイギリスでは……。
小生は、ダラムに来る前まで、ダラム大聖堂&城の存在を全く知らなかったが、初めてそれを目の当たりにした時、
「すっげ~、 さすが!世界遺産…………」、と思わずつぶやいた。
↓ 近くで見ると、その美しさ、荘厳さ、雄大さに圧倒される。
↓ また、遠くから見ると、街の目印となって、これがまた存在感を誇示する。
※ http://www.de-club.net/sid/issue.php?pos=1&Issue=030
***
先日訪れたSalisburyでも、車窓からストーンヘンジの姿を発見したとき、同様に感嘆の声をあげた。 ※ http://www.de-club.net/sid/issue.php?pos=0&Issue=010
「すっげ~、 さすが!世界遺産…………」
↓ 近くで見ても、何とも言えない独特の雰囲気に魅せられてしまった。
冷静に考えると、ただの“岩”なのに.........、すごいパワーだ!、そう感じた。
※ 関連記事:http://ameblo.jp/onigiri15/entry-10012345798.html
***
日本にも、もちろん世界遺産に登録された遺跡がある。
最も有名なところでは、姫路城があげられようか?!
小生は、一度だけ、ここを訪れたことがある。
↓ 新幹線の姫路駅到着後、遠くにそれが見えた時、
「すっげ~、 さすが!世界遺産…………」と、
これまた、上記2つの世界遺産と同様な感動を味わった。
ところで、これら、時代や地域が異なり、それぞれの形状や実利的機能も互いに違う遺跡に対して、小生はなぜ同様な感覚を抱いたのか?
こんな疑問を抱いた時、ふと、小生の大阪時代の恩師による王陵の講義を思い出した(※講義をベースにしたものが出版されています。→ 都出比呂志 2000年 『王陵の考古学』 岩波新書、735円:税込み)。
その内容を手がかりに、それらの共通性をちょっと考えてみた。
そこで思いつくのは、王陵の場合と同様、見た目の特徴。
単純明快にして、(相対的に)でかい!高い!
つまり、目立つということだ。
目立つものを造ること、そこには作り手による何らかの意図が込められていると推測できる。
その意図とは、実際の用途とは別の、精神的側面。
具体的に言うと、アイデンティティーの集約である。
精神的に人々をまとめること..........、
組織or社会をスムーズに機能させるには、これはとても大切なこと。
上で触れた大型建築物は、作り手の偉大さを誇示すると同時に、おそらくそのようなことも、重要な役割として担わされていたことだろう。
そういう意味では、顕著な業績をあげた人物の銅像や塔(エッフェル塔や東京タワーetc)、ビル(テロによって破壊された世界貿易センタービルや東京都庁etc)なども、類似した性格をもつと考えられようか?!
※蛇足だが、恩師の話によると、大阪の梅田にあるM下電器(●ナソニック)のツインタワービルは、北から見ると、ツインビルの間に大坂城が納まるように設計されているとのこと。これは、豊臣秀吉が果たした天下(日本)統一の象徴である大坂城を手中にすることを意味するとか。
〔小結〕
これらの大型建築物(モニュメント)は、人々が欲するアイデンティティーの拠り所となる。
社会が大きくなり複雑となって、何かが分割されたり、新しく生み出されるときには、モニュメントが大きな力を発揮する。はじめは(今でもあるだろうが)、それが自然にある山であったり、大木であったりしただろうが........。
人間の創造力は、さすが!と、今回の小旅行(7/17~20)を通じて感じた次第。
※小旅行については、後日報告します。
(了)
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《13日》
* 第 10 回 熱 闘 広 辞 苑
ルール説明:http://blog.goo.ne.jp/rakuda82/e/3ca4e56dde1cb2f2164ec7aaba72af7e
今回の記事が集まるページ:http://blog.goo.ne.jp/rakuda82/e/69e62aa383b975efbf5eb48cb40a20b8
今回のお題は、「 こ 」 : 「 こ だ わ り 」
“こだわり”か~........。
自分ではそんなにないように思うけど.......、あると言えばあるかな~。 ←どっちやねん!
「毎朝、必ず牛乳を飲む。(日本にいる際は、+ヨーグルト&納豆)。」 → 小さいころからの習慣。
「自分に出された食べ物は、必ずすべて平らげる。」 → 同じく、小さい頃からの習慣。
嫌いなものはないから、その点に関しては大丈夫やけど、自分の許容量を超える食事が出されたときは、かなりしんどい……が、何が何でも食べる。(無意味な意地&貧乏性)
「居酒屋に行ったら、必ず冷奴を頼む。」 → 単に好きだから。
「サラダには何もかけない。」 → 野菜そのものの味が、好きだから。
「コーヒーはブラック。(日に3~4杯以上)。」 → コーヒーそのものの香りや味が、好きだから。
僕がブラック好きであることを知っている人は、何も言わなくとも、ブラックを差し出してくれる。※ちなみに図書館カフェのおっちゃんも、僕が入り口に差し掛かると、ブラックを入れ始める。小生は80Pを用意する。
「ラーメンは、とんこつスープ、細固麺、ゴマ&ネギ少々(博多ラーメン)に限る!」 → 以前のブログで書いたことあるが、小生にとってラーメンとは、いわゆる“博多ラーメン”のみ。
でも、誤解のないように!→ほかの亜種ラーメンも、食べ物としてちゃんとおいしくいただくことができる。
※とんこつ(博多ラーメン)にこだわる訳:http://ameblo.jp/onigiri15/entry-10012471013.html
あと、ラーメンがらみで言うと、食べ方。
「いただきま~す。合掌。→まず軽くスープを口に含み、口の中をラーメンベースにする。もう一度スープを口に含み、舌も心もラーメンモードに入る。ゆっくり一口目。麺とラーメンの絡みを確かめる。2~3口麺を食べたら、替え玉を頼む。ここからが勝負!替え玉が来る1分弱の間に、残りの麺をうまくスープと絡ませながら一気に食べる。スープに馴染んだチャーシューを1枚食べる。(ここで替え玉が来るはず!※出汁がおいてある店では、出汁を少量入れる。) 軽く麺をスープに馴染ませたら、また休むまもなく一気に食べる。2杯目は、合間合間にスープを口にして1杯目とは異なる麺とのハーモニーを楽しむ。終わりに近づいたら、上手く麺とスープがほぼ同時に食べ終わるよう両者の分量に気をつける。最後は、そのすばらしさを惜しみながら、そしてラーメンを食せたこと&旨いラーメンを提供してくれた料理人に感謝の気持ちを添えながら、きれいにすべて平らげる。→ご馳走さま。合掌。」(汗)
※一気に食べる訳: 冷えない前に!麺が伸びない前に!脂が凝固し始める前に!食べないと、旨さが半減するから。また、ラーメンの食感&のどごしを楽しむため。
何か、食いもんの話ばっかりやな。(爆)
これ以外でいくと、なんやろ?
あ、そうそう、大好きな車がらみで!
「ギアはミッションに限る(イギリスでは結構普通)。」 → 車を操っている!という実感があるから。
「運転中は絶対クラクションを鳴らさない!」 → 他人を不快な気持ちにさせたくないから。
「実家に戻ったら、必ず志賀島へドライブに行く」 → 心の洗濯。
あと、映画。
「鑑賞中は絶対飲み食いしない!」 → 集中できないし、雰囲気が崩れるから。
よって、映画を観に行く際は、人出の少ない日取り&時間帯を厳選する。
イギリスに来てからまだ行ってないけど、ボーリング。
「最低175が出るまでやる。」 → そうでないと、気持ち悪くて寝られないから。 ←アホです
あ、忘れかけとった!お気に入りの野球。
「ホークス&タイガースの情報(結果と順位、ゲーム差)は、毎日チェックする。」 → 当然、両者が好きだから。
あと、真面目な仕事の話でいくと、
発掘&写真撮影&遺物整理のやり方、論文&報告書の作成方法があげられる。 → 調査&学問の成果を、きちんと社会に還元するため。
これらは長年の経験から確立!?されたもの。(※特に大阪時代を通じて)
詳しく書くと、読者の皆さんがさらに引いてしまう恐れがあるので、これ以上書きません…………(笑)。
さらに真面目なところでは、
「礼には礼を尽くす。」 → 感謝の気持ちを、しっかり相手に伝えたいから。
「憎しみや悲しみ、つらさは、できるだけありのまま受け止め、包み込む。」 → 平穏な状態を欲するから。
オチは全くありません!(汗) あしからず...................。
(了)
** 執筆者、カテゴリの記事及び本ブログは岩波書店及び同社刊『広辞苑』とは一切関係がありません。
《6日》
* 第 9 回 熱 闘 広 辞 苑
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今回のお題は、「 け 」:「 結 果 」
産まれた時、なぜか親父が苺を買ってきた → 結果 → 苺好きになった
朝から晩まで外で遊んだ → 結果 → 野生児?!になった(笑)
じいちゃんに将棋を教わった → 結果 → 将棋好きになった
ばあちゃんの買い物によくついて行った → 結果 → ウィンドー・ショッピング好きになった
N君に誘われスイミングスクールに通った → 結果 → 泳ぎ好きになった
習字教室に通わされた → 結果 → 人並みの字が書けるようになった
大河ドラマをよく観た → 結果 → 歴史好きになった
「ドカベン」を読んだ → 結果 → 野球好きになった
N君の親父さんに平和台球場へ連れて行ってもらった → 結果 → 真弓選手のファンになった
真弓選手が阪神に移籍した → 結果 → 阪神ファンになった
柄にもなくちょっと勉強した → 結果 → 視力が落ちた
男子校に通った → 結果 → 乙女心が判からなくなった(笑)
深夜のラジオ番組を聴くようになった → 結果 → 音楽好きになった 夜型人間になった
牛乳をよく飲んだ → 結果 → (両親が小さいのにもかかわらず)身長が170cmを超えた
博多で育った → 結果 → 海&魚&ラーメン&祭り好きになった 博多弁が母国語となった
鹿児島に移住した → 結果 → 芋焼酎&鳥刺好きになった 火山灰&鹿児島弁に慣れた 温泉好きになった
発掘に参加した → 結果 → 考古学にはまった
車の免許を取った → 結果 → ドライブ好きになった
ボーリングに通った → 結果 → 上手くなって、プロを目指そうか!?とアホなこと考えた(笑)
沖縄での調査に参加した → 結果 → 泡盛&ゴーヤ&ヒージャー(山羊)好きになった ますます海を好きになった
大阪に移住した → 結果 → ボケと突っ込みを覚えた 関西弁に慣れた ヤイコにはまった 伊丹空港&阪急電車&猪名川を好きになった
銭湯に通った → 結果 → サウナ好きになった
トルコでの調査に参加した → 結果 → 地中海&ケバブ&アイラン(飲むヨーグルト)を好きになった
イギリス(ダラム)に移住した → 結果 → 散歩&サッカー&パブ好きになった 自然のすばらしさを実感した ゆとりの大切さを思い知った イギリス人のいい加減さを味わった(笑)
**********
いろんな地で過ごした
↓
結果
↓
たくさんのすばらしい人々に巡り会えた
そして、これからも………。
(了)
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《29日》
* 第 8 回 熱 闘 広 辞 苑
ルール説明: http://blog.goo.ne.jp/rakuda82/e/3ca4e56dde1cb2f2164ec7aaba72af7e
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今回のお題は、「 く 」 : 「蜘 蛛 に 関 す る etc.」
くも! クモ! 蜘蛛!
読み方、難しかよね!?
漢字からもパッとイメージしにくい..........ってことで、
漢字の意味(解字)を検索………
「蜘」: 「虫+知」=踟 → (状況を知って)小刻みに進む
「蛛」: 「虫+朱」=株 → 一箇所((巣の)真ん中)にじっと留まっている
ほ~、つまりクモの特性(or様子?!)を漢字で表したわけですな。ふんふん。
ちなみに、「クモ」という音は、糸を“組む”から生じたとかいう説があるらしかばってん、真偽は定かじゃなか。
いずれにしても、蜘蛛に対して“忍び寄る恐怖!”ってイメージは、一般的にあるっちゃなかかいな?
ここで、蜘蛛に関する歴史をちょっと覗いてみよっかね~。
蜘蛛が歴史に登場したのは、古く古代にまで遡る。
その初現は『日本書紀』に認められ、ほか『古事記』&各地の『風土記』でしばしば見られる。
その多くは土蜘蛛(蜘蛛の一種)と呼ばれ、それは、概して中央政権に抵抗する辺境の人々を指す蔑称として使用されていた。記述によれば、土蜘蛛は身長が低く手足が長いという特徴を持ち、土室に住んで未開の生活を営んでいたという。
(参考web: http://www.e-obs.com/heo/heodata/n495.htm)
そう言えば、ちょうど3年前の6月、おふくろと博多座に観に行った「四代目尾上松緑襲名披露」公演で、あの有名な『土蜘蛛』が演目の一つに入っていたな。話の内容は、平安時代の名将、源頼光による土蜘蛛退治。彼はこの他にも、鬼退治などの武勇伝説が数多く残る。
彼が生きた平安中期(10~11世紀前半)は摂関政治の最盛期で、藤原家(&朝廷)が栄華を誇り、国風文化が花開いた。中央政権が地方の富豪層と共に自分たちにとって豊かな社会を確立する一方で、上層階級とその他一般民衆層との様々な点での格差は、拡大傾向にあった。また、この時期には、仏教の末法思想(終末論)が民衆に普及し、不安をあおり始めていた。
こんな社会状況を反映して、中央政権は自身の正当化と抵抗勢力の押さえ込みのため?!に、頼光を英雄に仕立て上げたと推測される。
えっと~、何やったっけ?お題は?.........(爆)
あっ、そうそう、 クモ!くも!蜘蛛!
やっぱり、長い歴史(と言ってもたかだか千数百年やけど)を見ても、蜘蛛は“怪しい存在”&“忍び寄る恐怖”というイメージが強かね!?小生ら現代人のイメージも、こんな歴史に引きずられと~とかいな?はてはて...........。
それにしても、“恐怖が近づいてくる”って……、
そりゃ~出来ることなら誰だって避けたかよな!?
そんなもん、頼むけん近寄って来んで欲しか!
でも...........、小生の場合、現在の業界に身をおいてから......、
必ず忍び寄ってくる、避けられない、ある恐怖!
と付き合わなければならなくなった!!
何って?
そ・れ・は、
↓
↓
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↓
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↓
↓
↓
↓
↓
↓
締・め・切・り!!!
エッセイやら、論文やら、報告やら、なんでんかんでん!
あ!あと、この熱闘広辞苑も(笑)!?
今も一つ、確実にヒタヒタと近寄ってきている。
ひぇ~~~~~、恐怖満開!!
早く仕事せな!(汗)
(了)
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後半に入りました。もうすぐ市街地&大学です! 西に向かって、う~ん、芝生がきれい!!
ちょっと後ろを振り返ります。遠くに見える丘の上から下ってきました。 先ほど見た河とは別の河を渡ります。
河沿いの道を行きます。
どんどん行きます。
まだまだ行っちゃいます。
小鳥のさえずり、爽やかな風、草花の匂い、小川のせせらぎ。 は~、最高!!
ようやく街に近づいてきました。
右には、広いフィールドが広がっています。
こんな感じ。
5分ほど歩くと、大聖堂が大きくなって再登場!
もう少しで市街地に入ります。
入りました~!
ここまで、約20分。後半終了!!
おっと、まだロスタイムがありました。
ここで、右(北)に行けば↓Language Centre。
午前中は、ここのコンピュータールームでネット&雑用をすることが多いです。
逆に左(南)に行けば、小生のOfficeにたどり着きます。
※ちなみにここLanguage Centreからは、徒歩で10分少々。
小生の所属する考古学部の西隣に、中央図書館があります。
はい、これが考古学部の建物(ちょっと木に隠れていますが.....)。
※午後は大体19:00ぐらいまで、この両者のどちらかに居ます。
さて、突然ですが、ここで問題です!
** 小生の通学時間(前半+ハーフタイム+後半)は、一体どのくらいかかるのでしょう?~分でお答えください。
ここで、前のページを確認せずに計算できた人、
あなたはか・な・り、 できる人 です!!
(了)
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